The staple food is bread / 主食はパン
Title:The staple food is bread
Medium:Canvas on inkjet print,medium,fruit jam
Size:16.5×11.7(inch)
Year:2013
This piece was born when I was thinking what kind of interesting
expression I can make in both photo and drawing
perspectives based on American pop art at the first glance.
This piece uses real fruit jam sold on supermarket so if you come close,
you can smell the sweet scent and it will get moldy in time.
Drawing and picture had image that it won’t change but this is the piece
changing in time which proposes different value compared to traditional 2D pieces.
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Title:主食はパン
Medium:キャンバスにインクジェットプリント,フルーツジャム、ミクストメディア
Size:29.7×42(cm)
Year:2013
(⬇初めにアートの歴史を引用した小難しい説明をしています。実は展覧会で店番しているときにARTに詳しい人から説明を求められた際に対応出来るよう、この作品に限らずどの作品も実は結構語れるだけの要素があり、今回はその一例を紹介。飛ばして頂いてもOKです)
60年代にアンディ・ウォーホルやロイ・リキテンシュタインなどの作品で知られるPOP ART。
社会的背景から読み解けば60年代のアメリカの工業社会を背景とした大量生産、様々な文化が花開き、人々がよく目にする著名人のピンナップや商品、漫画など大衆の欲望をモチーフに拡大していた時代背景を投影した作品群ともいえる。
またART的文脈からだとダリなどのシュルレアリズムからより人為的な行為を取り除いたオートマティスム(自動筆記)の次あたりのムーブメントにあたり、一見わかりにくい前回までの表現に対し見た感じもわかりやすく親しみやすいPOP ARTは広告デザインなどにも強い影響を与えた。
そんなポップアートの背景をベースに写真作品の視点から、絵画作品の視点から次をいく表現はなんだろう?の1つの回答が本作にあたります。
絵画の視点から見れば精密描写は誉め称えられるけどどこまで鍛錬しても現実の物真似。
写真の視点からだと一見現実を一番投影しているメディアだけど実際に実物を並べると写真は偽物であることに気付くことが出来るのが本作品の特徴です。
小難しいことを色々言いましたが結局は面白い表現はなにかないのかな?で出来た作品なんです。
実際本当にジャムを使っているから近くに寄れば甘い香りがする。
昔大阪のアートの私塾に通っていたときに学んだことなんですが絵具は元々天然の鉱石等を細かく砕いたものに接着剤を混ぜることで出来ています。
この接着剤が油だったら「油絵」。
卵の黄身を除いたあの透明なのだったら「テンペラ画」。
つまり絵具は自作できるという認識をそこで得たわけだけど、そのアイデアがようやく形となりました。
(⬆ここまで小難しいゾーン。長くてすいません。。以下本編)
↓
(更に噛み砕いての説明文)
ぱっと見アメリカのポップアートの文脈を下敷きに写真、絵画作品の両方の視点から
何か面白い表現ができないかな?で考えて生まれたのが本作にあたります。
この作品は実際本当に市販のフルーツジャムを使っているから
近くに寄れば甘い香りがするし、時間が立てばカビも生えてくる。
今まで絵画や写真は常に変わらないイメージがそこにありましたが、
この作品はいわば時間の流れとともに変化をする作品となります。
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